
20mm・25mm・30mm|幅が決める、レザーベルトの印象
FATTORIA del CUOIOでは、20mm、25mm、30mmの三つの幅を軸にベルトを展開しています。
数字にすると小さな差です。
けれど身につけたとき、腰まわりの印象はまるで変わります。
同じレザー、同じバックルであっても、幅が変わればベルトは別のものになります。ここでは、その差がどこから生まれるのかをお話しします。

幅は、体格ではなく装い全体で決まります
ベルトの幅は、ウエストのサイズや体格から導かれるものではありません。決めるのは、合わせるボトムのシルエットと、その日の装いの重心です。
ベルトは腰の位置にある、装いのなかで唯一の水平線です。この線が細ければ視線は上下に抜け、太ければそこで一度とまります。つまり幅を選ぶことは、装いのどこに重心を置くかを選ぶことに近いのです。
もうひとつの基準は、ベルトループの幅です。ループに対してベルトが窮屈だと、通したときに帯が波打ちます。手持ちのパンツのループを一度測っておくと、選択の精度が上がります。
20mmは、腰まわりの輪郭を細くします
220mmは、当ブランドでもっとも細い幅です。スラックスやセンタープレスの入ったパンツと合わせたとき、腰の位置が静かに締まります。
一方で、ワイドパンツのようにボトムにボリュームがある場合にも、20mmの細さは好相性です。腰まわりまで重く見せず、上下のボリュームとのコントラストが生まれるため、装い全体のバランスを取りやすくなります。
細いぶん、メッシュの立体感や金具の存在感は相対的に強くなります。カーフレザー メッシュベルト CODINO(20mm・¥33,000)は、その特徴を活かした一本です。3.5mm幅の革紐を8本編み込むことで、20mmという細身でありながら程よい厚みと立体感を持たせ、装飾的なバックルとサルカンを組み合わせています。細身でも物足りなく見えないのは、このバランスによるものです。
ジャケットを羽織る装いやドレス寄りの足元から、ボリュームのあるワイドパンツまで、合わせるボトムを選びすぎず取り入れやすい幅です。

25mmが、基準になる理由
迷われた場合は25mmをおすすめしています。当ブランドの展開でも、この幅がもっとも点数の多い中心の幅です。
理由は単純で、スラックスからデニムまで、大半のボトムのループに無理なく通るためです。細すぎて頼りなく見えることも、太すぎて浮くこともありません。ビジネスの場と休日のあいだを、そのまま行き来できます。

スムースレザー ベルト ARCO(25mm・¥24,200)は、その汎用性を素直に形にしたモデルです。ARCO はイタリア語で弓、あるいはアーチを意味します。バックルにゆるやかな曲線を採用することで、直線的になりがちなベルトの印象をやわらげました。帯には芯材を含めた構造を用い、薄すぎず厚すぎない安定感を出しています。
裏革にはヌバックを使用しています。表に出ない部分ですが、肌あたりと締めたときの落ち着きが変わるため、当ブランドでは標準としている仕様です。
30mmは、腰まわりに重心をつくります
30mmになると、ベルトは装いのなかで役割を持ちはじめます。目立たせるためではなく、上下のバランスをとるための幅です。
デニムやチノ、厚手のボトムと合わせたとき、細いベルトでは腰の線が負けてしまうことがあります。30mmはそこで釣り合いをとります。カーフレザー メッシュレザーベルト(30mm・¥28,600)は、帯に幅を持たせながらスクエアバックルにまとめることで、量感が過剰にならないよう調整した一本です。

今季は太めの幅が装いのアクセントとして扱われる場面も増えています。アウターの上から回すような使い方をされる場合も、この幅が土台になります。
メッシュという、幅とは別の考え方
編み上げたメッシュベルトは、穴の位置に縛られません。編み目のどこにでもピンを通せるため、留める位置の自由度が高く、締め心地の調整がききます。
幅の選び方は通常のベルトと同じですが、サイズの考え方だけが少し異なります。
詳しくはメッシュベルトのサイズ選びとレザーメッシュベルトとは|3つの編み構造でお話ししています。
幅は、体格ではなく装いで決まります。20mmは腰の輪郭を細くし、25mmはほとんどの場面に収まり、30mmは腰まわりに重心をつくります。一本目であれば25mm、装いに変化を持たせたいときに20mmか30mm。そう考えていただくと、選択は難しくありません。
サイズについてはベルトのサイズ選びについてもご覧ください。
FATTORIA del CUOIO
Made in Italy.

